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生得本能のサブタイプ

エニアグラム ソーシャルタイプ4(so4):輪の中にある自分の席

集まりのあとにどっと疲れる理由が知りたくてテストを受けると、答えはso4、ソーシャルタイプ4でした。喫茶店の常連たちの場面を借りて、このタイプ4が人の輪の中で守るものと、妬みがそれに何をするかを見ていきます。ほかのタイプ4のコードと並んでいるなら、まだどちらとも決まってはいません。

  1. 主となる本能
  2. 二番目の本能
  3. 手薄な本能

残る二つのどちらが二番目の本能で、どちらが手薄な本能かは、サブタイプの記号からはわからない

01

この生得本能が守るもの

  • sp自分を養う
  • so全体を見て動く
  • sx1対1で関わる

so4が十二年通う駅裏の喫茶店では、マスターが常連のカップを棚に並べて預かっています。窓際から三つ目の藍色のカップが彼女のもので、ほかの誰の前にも出てきません。ソーシャルの本能が気にかけるのは、輪の中で自分の分として取っておかれるものです。新しい客のカップが棚に一つ増えるたびに、彼女は自分のカップがまだ同じ場所にあるかを目で確かめます。

新しく入ったアルバイトの子が、注文も聞かずに運んできたのは、別の常連の「いつもの」でした。甘いカフェオレを前に、so4は言葉に詰まります。彼女はすぐに、ブレンドを濃いめで、カップは窓際の藍色の、と少し大きめの声で頼み直し、マスターにも聞こえるように笑ってみせます。

決算期で毎晩終電の月、so4が手放さないのは土曜の朝だけです。常連たちがカウンターに集まり、店の三十周年の会を誰が仕切り、誰にどんな声をかけるかを、コーヒー一杯で決めていく時間です。終電で帰った翌朝も、彼女は開店と同時に来て、自分で書いた段取りのメモをカウンターの真ん中に置きます。

02

タイプの囚われにどんな色をつけるか

  • タイプの囚われが生得本能を通って外へ出る
  • カウンタータイプ:囚われが折り返して自分に向かう

ある朝、マスターが、ひと月前から来はじめた客のために用意した作家ものの専用カップを、カウンター越しに手渡します。常連たちがそれをのぞき込み、藍色のカップは棚に置かれたままです。so4はその朝いつものブレンドを頼みそびれ、妬みを飲み込むように水だけを二杯飲んで、店を出ます。

三十周年の会で乾杯のあいさつを頼まれると、so4は「私なんかより、もっと古い方が。私では恥をかくだけです」とすぐに断ります。まだ誰も反対していないのに、です。あいさつは別の常連に回り、彼女は帰りの電車で、断ったときの自分の早口を何度も思い出します。

マスターが腰を痛めて一週間店を休み、常連の一人が頼まれて代わりにカウンターに立ちます。妬みに押されて、so4は翌朝から開店前に来て、頼まれてもいないのに流しでカップを洗いはじめます。常連たちは顔を見合わせますが、誰も何も言いません。戻ってきたマスターは皆の前で「無理しなくていいよ」と笑い、彼女の手からふきんを受け取ります。

03

同じタイプのほかの二つとの違い

  • このページ
  • カウンタータイプ

自己保存タイプ4

カウンタータイプ

年に一度の帰省で、sp4もso4も、同級生の近況をまず母親から聞き出します。学生時代の友人が、新築のマンションに越してお披露目会を開きます。sp4は帰るとすぐに自分の部屋の床を張り替える計画を立て、週末ごとに一人で工具を握ります。so4は友人たちのグループで次の集まりの幹事を買って出て、店を選び、会費を集め、みんなの予定を取りまとめます。人の暮らしがまぶしく見えたあと、あなたが先に動かすのは、自分の手ですか、それとも輪の中の自分の位置ですか。

セクシャルタイプ4

贈り物ひとつ選ぶのに、sx4もso4も一か月かけます。長年通った料理教室の先生が引退を決め、後を任せる相手に別の生徒を指名します。sx4はその生徒に向かいます。何が自分と違ったのかを本人に確かめ、次の試食会では必ず上を行くと決めます。so4は教室の仲間のほうへ向かいます。先生の送別会を一人で準備し、当日は司会に立って、みんなの前で記念品を渡す役を引き受けます。選ばれなかったと知った週、あなたが考え続けるのは、選ばれた一人のことですか、それともまわりの目に映る自分のことですか。

04

並びでの位置と手薄な本能

  1. so/sp/sx
    1. so
    2. sp
    3. sx
  2. so/sx/sp
    1. so
    2. sx
    3. sp

主となる本能が同じでも、並びは二通りある

閉店後に残って三十周年の会の会場を決める晩、so4は店そのものでの手づくりの会を提案します。多数決はホテルの宴会場に決まります。自分の案が負けた一分後には、もう会計係に手を挙げています。ソーシャルを主となる本能にもつ彼女は手づくりの会の話をそれきりしません。好みでもない会場のために、その月の夜はすべて集金に消えます。

新しい客がいつも頼むエスプレッソのダブルを、so4も頼むようになります。あの人に似合うものが自分に似合わないとは、妬みが認めたがらないのです。胃が荒れて、胃薬が鞄から手放せなくなっても、注文は変えません。自己保存を手薄な本能にもつこの並びでは、胃の検査の予約さえ、あの客が来ない曜日を選んで入れます。

夫は去年から陶芸教室に通い、彼女のためにマグを一つ焼いてきました。けれど常連たちの前に出すことのないマグには手が伸びず、箱に入ったまま食器棚の奥にあります。自己保存が二番目の本能で、セクシャルが手薄な本能だと、見てくれる人のいない贈り物は、妬みの目に映りません。

05

診断でわかること

  1. すべて差が開いた:サブタイプと並び全体

  2. 二番目の本能と手薄な本能の差が開かない:サブタイプのみ、並びなし

  3. 主となる本能と二番目の本能の差が開かない:候補が二つ

生得本能については、タイプやウィング、状態よりも控えめに書きます。およそ半数の人では二つの本能がほぼ同じ強さで出るので、そのときは両方を並べて、自分だと感じるほうを選んでいただきます。人の輪を遠ざけるような言葉が、so4の答えに混じってもふしぎはありません。「大人数の飲み会は苦手」「一人の時間がないと疲れる」「家がいちばん落ち着く」。近づけば値踏みされるので、そう言うほうが楽なのでしょう。どれも自己保存の言い方に近く、結果ではソーシャルが低めに出て、自己保存に先を譲るか、二つが並ぶかもしれません。

06

よくある質問

居心地が悪いのに、何年も同じ集まりに通ってしまいます。なぜでしょう。

ソーシャルが主となるタイプ4にとって、いちばん怖いのは居づらさより、来なくなった人として忘れられることなのかもしれません。輪を離れれば、自分の席は思ったより早く埋まります。一度だけ、黙って休んでみてください。誰から、どんな連絡が来るかで、その席がどれほど自分のものだったかが見えてきます。

昔からの友人より、初対面の人のほうが気が楽なのはなぜですか。

昔の友人と会って疲れた日は、誰にどう呼ばれたかを思い出してみてください。学生時代のあだ名だったなら、手がかりはそこにあるかもしれません。あだ名には、当時の輪の中での位置が一緒についてきます。so4にとって、それを会うたびに背負い直すのは重いのでしょう。初対面の人の前では、まだどの席にも座らされていません。

二人きりより人前でのいじりがこたえます。どう伝えればいいでしょう。

「二人のときならいい。みんなの前だと、それが私のキャラになってしまうから」。そう具体的に言うと通じやすくなります。人前のいじりは、一度笑いが取れると仲間内の「キャラ」として残り、次の集まりでもくり返されます。ソーシャルが主となるタイプ4には、そこがいちばんつらいのでしょう。

目立つのは苦手なのに、忘れられるとつらいのはなぜですか。

つらくなるのは、何かが決まったあとで、自分に声がかからなかったと知るときではないでしょうか。目立つ場面のつらさは、それとは別の、人の目にさらされる重さです。so4がほしいのは、何かを決めるときに自然に声がかかることなのでしょう。矛盾ではなく、はっきりした願いです。

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