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生得本能のサブタイプ

エニアグラム 自己保存タイプ2(sp2):桜の下の座布団

本によってはsp2を「特権」と呼びます。そう聞くと生まれつき恵まれた人のようで、自分には当てはめにくいかもしれません。ここではその言葉を、力がまず温かさと屋根へ向かうタイプ2の傲慢に当てて読みます。自分のコードか隣のコードかは、あなたが決めます。テストは候補を出すだけです。

  1. 主となる本能
  2. 二番目の本能
  3. 手薄な本能

残る二つのどちらが二番目の本能で、どちらが手薄な本能かは、サブタイプの記号からはわからない

カウンタータイプ:囚われが折り返して自分に向かう

01

この生得本能が守るもの

  • sp自分を養う
  • so全体を見て動く
  • sx1対1で関わる

ほかの人が戸棚に蓄えるものを、タイプ2は人のところに置いておきます。しるしは箸です。sp2の箸は、姉の家、行きつけの喫茶店のママの家、大学の先輩の家の三か所にあります。通帳の残高は、その三膳の箸ほど安心をくれません。必要とされなくなる恐れは、sp2の場合、どの家の箸立てからも自分の箸が消える日の形をしています。

姉の家に二人目が生まれ、泊まるときに使っていた和室がベビーベッドの部屋になります。sp2には請求書よりこたえます。その晩ベビーベッドの組み立てを手伝い、終電まで居て、帰りぎわに姉から「来週も来てよ、寝かしつけが上手いから」と言われます。

口座も体力も残りわずかな、給料日前の週です。お金は近所の銭湯へ向かいます。番台のおかみさんが「おかえり」と言い、いつものロッカーを空けておいてくれるからです。家の風呂ならただですが、家の風呂は「おかえり」と言ってくれません。

02

タイプの囚われにどんな色をつけるか

  • タイプの囚われが生得本能を通って外へ出る
  • カウンタータイプ:囚われが折り返して自分に向かう

花見では、場所取りをしたのは別の人なのに、桜の真下にsp2の座布団が置いてあります。毎年そうで、誰もそれを口にしません。sp2の傲慢が覚えているのは、自分が何をしてあげたかより、誰がこの座布団を置いてくれたかのほうです。

図書館の返却期限は黙って延ばされ、撤去の札はsp2の自転車にだけ貼られません。これが「特権」です。誰も書いていない例外で、本人も頼んだことはありません。ある朝、自転車に黄色い札が貼られていたら、sp2はそれを札以上のものとして読みます。

寒さも眠気も体がごまかさせてくれないので、sp2の傲慢は「何も必要ない」という顔を保てず、頼んだ形にならない道を選びます。大雪で電車が止まり、同僚たちは会社に泊まるか、ネットカフェで夜を明かします。sp2は高いタクシーで先輩の家まで行き、温かい鍋を食べて布団で眠り、翌朝またタクシーで出社します。床で眠るよりずっと高くつきますが、寒い夜は過ごしません。職場で「よく眠れた顔だね」と言われても、sp2は先輩の家の布団のことは話さずに笑います。

03

同じタイプのほかの二つとの違い

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  • カウンタータイプ

ソーシャルタイプ2

どちらも年に何度も結婚式に呼ばれ、どのテーブルに誰を座らせればもめないかまで分かっています。姉の結婚式で、so2は朝から式を回しています。受付、余興の順番、遠方の親戚の宿まで。夕方、引き出物の予備の場所を知るのは彼だけです。sp2は言われた時間に来て、親族席の空調の効く側に座り、帰りぎわに叔母から予備の引き出物を手渡されます。帰りぎわ、so2は片付けの指示を出しながら最後の客を見送り、sp2は叔母に礼を言って一足先にタクシーに乗ります。この前の大きな家族の集まりで、最後まで会場に残ったのはあなたですか。それとも、先に送り出されたほうですか。

セクシャルタイプ2

どちらもすぐに相手の家族になじみ、付き合って一か月で、相手の実家の正月に呼ばれます。付き合い始めのころを思い出すと、sx2の記憶は振り向かせるまでの駆け引きと、夜ふかしのメッセージと急な遠出でいっぱいです。sp2の記憶に残っているのは、雨の日に傘を持って駅まで迎えに来てくれた姿です。付き合い始めのころ、あなたの記憶に残っているのは、振り向かせた手応えですか。それとも、大事にされた場面ですか。

04

並びでの位置と手薄な本能

  1. sp/so/sx
    1. sp
    2. so
    3. sx
  2. sp/sx/so
    1. sp
    2. sx
    3. so

主となる本能が同じでも、並びは二通りある

友人たちが夜行バスで夏フェスに行く計画を立てます。テントで雑魚寝をして、朝は冷たい水で顔を洗う二日間です。sp2は行かずに家で配信を見ます。主となる本能が自己保存なら、夜行バスで眠れない夜は冒険ではなく、ただの損です。みんなが何度も話すあの夜を、sp2は話で聞くだけです。

職場では旅行のたびにお土産を配る習慣があるのに、sp2は一度も配ったことがありません。ソーシャルが手薄な本能になる並びでは、傲慢はsp2を配る側の人数に入れていません。自分の分は笑顔で払っているつもりです。そのうち、お土産の箱が回ってくるのはsp2の机がいつも最後になります。

セクシャルが手薄な並びでは、予約も旅行の計画も、何年もパートナーの仕事で、sp2の傲慢は、先に声をかけるのは相手の役目だと決めています。火花はパートナーが会社の仲間との夜釣りで見つけています。sp2はそれを同僚の奥さんとの立ち話で知ります。

05

診断でわかること

  1. すべて差が開いた:サブタイプと並び全体

  2. 二番目の本能と手薄な本能の差が開かない:サブタイプのみ、並びなし

  3. 主となる本能と二番目の本能の差が開かない:候補が二つ

生得本能については、タイプやウィング、状態よりも控えめに書きます。およそ半数の人では二つの本能がほぼ同じ強さで出るので、そのときは両方を並べて、自分だと感じるほうを選んでいただきます。身近な人にとって特別でいたいという気持ちは、回答の中でセクシャルの本能の言葉に聞こえることがあります。身近な人にとって特別でいたい、ないがしろにされるとつらい、と答えると、テストはそれを一つの結びつきへの引力と読むことがあります。そのときsx2が二番目の候補に出たり、セクシャルが主となる本能になったりします。

06

よくある質問

人を強く求めているわけではないのに、一人暮らしがつらいのはなぜですか。

足りないのは話し相手ではなく、帰りを待っている気配なのかもしれません。自己保存が主となるタイプ2にとって、安心とは誰かが自分の分まで考えてくれていることで、一人の部屋ではそれを考える人がいません。週に一度、実家か友人と、その日食べたものの写真を送り合ってみてください。自分の食卓を気にかける人が、一人できます。

ほんの小さなことでも、人に頼むのが苦手です。

傲慢にとって、頼みごとは自分の財布の中身を人前で見せるようなものです。自己保存が主となる本能だと、足りないのは眠りや温かさや食事で、見せまいとしても顔に出ます。断られたら居場所がないと感じるのは、そのためです。頼むときに理由を付け足さない練習から始めてみてください。断られても、ただの断りで終わります。

身近な人が寝込むと、うろたえてしまいます。サブタイプのせいですか。

そうかもしれません。いつも自分のご飯や寝床を気にかけてくれる人が倒れると、胸の中で二つの警報が鳴ります。その人の体の心配と、自分の暮らしの心配です。後のほうが先に鳴るのは恥ずかしく感じますが、自己保存が主となる本能は、そう組まれているだけです。看病の手際は、その警報がやんだあとに戻ってきます。

よそに招かれるのは好きなのに、自分の家に招くと疲れます。

招かれた家では、座れば料理が出てきます。自分が招くと、その逆を一人で引き受けるうえ、傲慢はこれまでの家に負けない食卓を求めます。疲れは二重です。招くなら、昼の二時間だけにしてみてください。夕食の食卓と比べられることのない時間帯です。

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