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コードとエニアグラム

ENFPとエニアグラム:人の輪で火がつく理由は一つではない

新歓でも職場の歓迎会でも、ENFPですと名乗ると「分かる」と笑われる。その明るさにエニアグラムの番号も添えたくて、ここへ来た人もいるでしょう。このページは番号を渡す代わりに、同じ4文字の下で働きうる三つの動機を並べます。人の輪で火がつき、新しい話に飛びつくところは同じでも、その火を消したくない理由が動機ごとに違うからです。

01

この四文字が語ること

  1. エネルギーの源

    INFP
  2. 情報の集め方

    ESFP
  3. 判断の決め手

    ENTP
  4. 計画との付き合い方

    ENFJ

隣のコード:一文字だけ違う

ENFPの人が入った部署では、いつの間にか月一のランチ会ができ、誰かの誕生日には寄せ書きの色紙が回り始めます。思いつきは手帳に書く前に誰かに話し、話しているうちに形が決まっていきます。趣味は季節ごとに替わり、ボルダリングの次は陶芸、その次は韓国語という具合です。旅行の宿を選ぶときも、値段や口コミより、足の悪い祖母や子連れの友人が楽に過ごせるかを先に考えます。締め切りはだいたいの感覚で覚えていて、スマホのリマインドに何度も救われています。

発想の多さと腰の軽さはENTPと見分けがつきにくいところです。分かれるのはFです。ENTPは案が面白ければ誰かが気を悪くしても押し通そうとし、ENFPは案がどれほど面白くても、そのせいで浮いてしまう人がいれば引っ込めます。褒め方にも出て、ENTPは発想の筋のよさを褒め、ENFPはその人らしさを褒めます。

人をどれだけ巻き込むかは外から数えられても、巻き込みながら何を失うまいとしているかは、そばで見ている人にも分かりません。

02

同じコードを生む三つの動機

九つのうち三つの例:このコードはどのタイプからも生まれうる

逆にはたどれない:コードから動機はわからない

揺らぎ:この動機でいちばん定まりにくい文字

9

調停者

「いいね、行こう」と、中身を聞く前に言ってしまう。タイプ9のENFPはそうやって場の和を守ります。送別会の二次会にも、知り合いのフリマ出店の手伝いにも顔を出すのがEで、人の流れに身を預けているほうが楽なのです。旅行の行き先が二案に割れると、どちらにも賛成して決定を当日まで延ばし、これがPになります。飲み会で最後まで残るのは三人とも同じですが、タイプ9は先に帰ると空気が崩れる気がして席を立てません。支えが細いのはNです。発想は仲間から借りたもので、転勤で輪から離れると、目の前の家事や頼まれ仕事を順に片づける人になり、Sで答えます。

4

芸術家

自分にしか出せない色は何か。タイプ4のENFPは、新しいことを始めるたびにそれを確かめています。観た映画のあらすじより自分なりの読みをストーリーズに長々と載せるところがNです。何を選ぶかは、それを語るときの自分の声が本物に聞こえるかどうかで決まり、ここがFです。決まったやり方に合わせると自分が消える気がして予定を固めず、Pになります。自己紹介でMBTIを名乗るのは三人に共通でも、タイプ4にとってそれは名札で、ありきたりな説明を返されると少し黙ります。揺らぐのはEです。面白がってくれる相手がいる間だけ開いていて、一担当者として扱われる職場では昼休みを一人で過ごし、Iで答えます。

7

楽天家

週末の予定が三つ重なっているほど、タイプ7は落ち着きます。どれに行くかは当日の朝に決め、行けなかったものは次の楽しみとして取っておくので、ここにPが出ます。人と出来事が集まるほうへ体が向くのがEで、動いているあいだは重い考えに追いつかれずに済みます。転職サイトを眺めて別の人生を思い描くのが気晴らしになるところはNです。話題があちこちへ飛ぶのは三人とも同じですが、タイプ7が話を変えるのは、会話が重くなりかけた瞬間です。いちばん頼りないのはFです。入院した友人を見舞っても、病状の話になると新しい治療法や評判のいい病院の情報に話を移し、判断は気持ちより出口探しのほうへ傾きます。

03

三つのうち自分はどれか

  1. 外から見えるふるまいは同じ
  2. その人が何を守っているかを問う
  3. 文字ではなく、自分の動機

この三人は、人がいると元気になり、新しい話に真っ先に手を挙げ、やりかけのものを抱えている点で見分けがつきません。違いは、何を取り上げられたら黙っていられないかに出ます。

友人の結婚式の二次会で幹事を任されたとします。当日、新郎側と新婦側の友人が言い合いになって場が割れるのと、会は大成功でも、あなたの工夫に誰一人気づかないのと、あとを引くのはどちらでしょう。割れた空気が頭から離れないならタイプ9、気づかれなかったことがこたえるならタイプ4に近いでしょう。

何か月も準備した企画がコンペで落ちた夜、あなたはどうしていますか。落ちた理由を自分の内側に探して長い日記を書くならタイプ4、もう次の応募先を検索しているならタイプ7の側です。

地元に戻って家の店を手伝えば、家族の揉めごとは丸く収まります。ただし身軽には動けなくなります。どちらを手放しますか。身軽さを残して家族の不満を引き受けるならタイプ7、動けなくなっても家族の輪を守るならタイプ9に寄ります。

ENFPがつまずくのは三つめの問いです。迷わず身軽さを選ぶのに、理由を聞かれるとシフトや締め切りの話を始めます。そこに予定表が出てくるなら、答えているのはPの文字です。動機は別の場面で見えます。落ち込んだ友人の部屋で、何の予定もなくただ一緒にいる夜、早く帰りたくなるかどうかです。

04

文字が語らないこと

どうふるまうか:文字に見えるのはここまで

四文字に入っていないもの

  • 健全度
  • 生得本能のサブタイプ
  • 負荷がかかると向かう先

エニアグラムとMBTIの間に対応はなく、こちらで作ることもしません。人を切る線が別だからです。ネットにある対応表は観察から書かれたもので、測られてはおらず、互いに食い違います。測られているのは一方向の関連、エニアグラムのタイプから個々の文字へのつながりだけで、タイプが分かれば文字をいくらか予想しやすくなります。このページはその逆向き、測定のない側から読んでいるため、上の三つの動機は仕組みを示す例であって一覧ではなく、タイプは九つのどれでもありえます。囚われが深まったENFPは、始めた企画の数だけ詫びのメッセージを送ることになり、人を明るくしていた勢いは、周りを疲れさせる早口と空約束に変わります。負荷が長引くと、崩れる方向は三人で分かれます。タイプ9は返信の遅さに不安になって関係を確かめ回り、タイプ4は頼まれていない世話に飛び込み、タイプ7は周りの手際を細かく責め始めます。人好きの熱の行き先は本能のサブタイプで分かれ、自己保存なら暮らしと体へ、セクシャルなら特定の一人へ、ソーシャルなら広い仲間づくりへ注がれます。

05

よくある質問

ENFPで、エニアグラム診断の結果はタイプ9。どこかで間違えましたか?

間違いとは言えません。タイプ9には、どの文字とも測られた関連がなく、この4文字と食い違う理由がないからです。確かめるならNです。アイデアが仲間との会話の中でしか湧かず、一人の日は慣れた店と慣れた手順で過ごしているなら、Nは周りの人に支えられていて、タイプ9と無理なく重なります。

一人の時間がないと疲れるのに、ENFPと出ました。おかしいですか?

おかしくはありません。疲れるのが人の多さなのか、分かってもらえない相手との時間なのかを分けてみてください。面白がってくれる人となら何時間でも話せるのに、上辺だけの集まりの後に一人で回復が要るなら、Eが相手の反応に支えられているタイプ4の形に近いでしょう。

推し活に全力のENFPです。推し方から動機は見えますか?

手がかりにはなります。ファン仲間とのオフ会や遠征の計画がいちばん楽しいなら、人の輪を大事にするタイプ9の形に近いでしょう。自分だけの解釈を語れる推しに惹かれるならタイプ4、推しが変わっても熱がすぐ次へ移るならタイプ7に寄ります。ただ、一つの趣味だけで決めず、ほかの場面と合わせて見てください。

転職を考えてばかりいます。ENFPのせいですか、タイプのせいですか?

新しい職場を思い描く腰の軽さは4文字の側にあります。タイプが出るのは、辞めたくなるきっかけです。職場の空気がぎすぎすしたときならタイプ9、誰がやっても同じ仕事だと感じたときならタイプ4、先が見えて毎日が同じになったときならタイプ7に近い形です。

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